従来型の矯正装置と比較しても治療期間に大きな差はありません。
インビザラインの場合、患者の型取りした歯の印象を米国まで送り、テクニシャンと治療計画を立案(クリンチェック)おこなう必要があるため、型取りをしてからマウスピースが到着するまでどうしても約1~2カ月の期間が必要になります。
しかし一旦治療が始まれば、最終的には従来型の矯正治療と比べ治療期間はほとんど変わりません。
抜歯が必要なケースや、複雑な歯の動きが必要なケースにおいても、インビザラインによる治療が可能です。
インビザラインの治療結果はクリニックにより異なります。
インビザラインの歯を動かすための治療プログラムは担当医の指示のもとに作製されます。
その為、マウスピース矯正における治療結果は担当医の治療経験に左右されます。
インビザラインを行っているドクターは、1年間の症例数によって、ブロンズ・シルバー・ゴールド・プラチナ・ダイアモンドとランク付けされています。
アジアでの大会に参加したり、トップクラスミーティングに参加できる先生は、プラチナドクター以上の先生です。
因みに、笹木歯科クリニックの院長は、プラチナドクターですので安心して治療を受けて頂けます。
たとえインビザラインを失くしたり壊したりしても心配ありません。
患者個別の歯型のデータが米国のアライン社に保存されているため、再度型取りをする必要も無く、いつでも担当医の指示のもとになくしたインビザラインを発注できます。
2週間程度で日本に届きます。
インビザライン治療の症例は何百万件とあります。
そのデータを分析して、数多くの症例にきめ細かく的確な対応を可能にする進化を遂げてきた矯正治療方法です。
事前に3Dシミュレーターで段階ごとの歯の動きや最終目標の歯並びをご確認いただいて治療が行えるのはインビザラインだけです。
途中や終了後のフォローも行っています。そのため満足度の高い矯正治療が可能です。
取り外せる矯正器具。これは口内の清潔を保つために大きな効果を発揮してくれますが、逆に外している時間が長くなると歯が思うように動いてくれません。
そのため、20時間以上使用するという条件が付きます。
一方、ワイヤーを使った矯正器具は24時間装着したままですので、確実に効果が現れますが、どうしても口腔内の衛生状況は悪くなります。
また、マウスピース矯正はスタートした当時、素材も今ほど高性能のものがなかったため、その時期にマウスピース矯正を試された方の中には、思うような結果が出なかった方もいらっしゃったようです。
現在インビザラインは大きな進歩を遂げた矯正治療です。
データの多さ、ノウハウの蓄積、それらを反映した最新の治療ですので、安心してお受けいただけます。
歯の動きを向上させるためにアタッチメントといわれる歯と同色の樹脂でできた、厚さ1mm程度のポッチを歯面につける場合があります。
アタッチメントをつけることにより歯の表面の凹凸を増やしてよりアライナーの歯牙の把持を強化し、複雑な方向への歯の移動を補助します。
またリンガルボタンといわれる小さな丸いブラケットを歯やマウスピースの側面につけてゴムで引っ張ることがあります。
それにより歯牙の固定を強化し、正確な歯の移動を補助します。
また、IPR(ディスキング)といって歯の隣接部のエナメル質を研磨して歯と歯の間にすき間をつくる処置を行なう場合があります。
それにより足りない歯の移動スペースを増やすことが可能になります。
スライシングとも呼ばれ、矯正治療において昔から一般的に行われる、歯の横幅を小さくするために行う処置です。
歯の表面の硬い組織(エナメル質)を一層削り、歯のサイズを減少します。
エナメル質の厚さは約1~2mmあり、IPRで削るのは約0.3mm程度でエナメル質の厚みの3分の1以下です。
過去の研究結果よりIPRが原因で歯が悪くなったり、虫歯になるという報告はありません。
むしろ、IPRされた歯面のほうが再石灰化を引き起こし、虫歯に強くなるという報告もあります。
重篤な歯周病の場合、矯正治療を行うことで歯が抜けるおそれがあります。
そのため、矯正治療に入る前に、しっかりと歯周病の治療を行う必要があります。
また顎関節症の場合も、その治療を受けていただいてからとなります。
歯の数が少なかったり、咬合力が強すぎたりなど、症例によってインビザラインだけでは矯正が難しいなどもまれにありますので、まずはご相談ください。
動かしたい歯の本数やその距離幅により大きく変わりますが、平均で2年から2年半程度です。
多くの場合、まず1年半でほぼ良いところまで並べて、その後半年から1年ぐらいかけて微調整を行います。