下の前歯2本が生え変わる6~8歳が適齢期です。
従来の矯正治療は、小学校高学年になって始めていましたが、この時期ではもう犬歯も生えてきますので、装置の数が増え治療も少し手間がかかります。
さらに、小学校高学年になりますと、習い事も増え、矯正装置を長い時間装着するのも大変になってきます。
あります。
従来の矯正でも対応の難しい、重度の受け口(骨格性反対咬合)など、外科的処置が必要になる場合などは難しいです。
また、八重歯なども治療初期は床矯正装置で対応し、歯を整える状況になったら、ワイヤー装置にしたほうが、期間も早く、効率的なので、お勧めすることがあります。
ほとんど、痛くありません。
たまに、装置が歯茎に当たって痛い場合がありますが、装置のネジを緩めるか、ご来院頂き内面を削合すれば大丈夫です。
また、従来の矯正ですと、ワイヤー等が当たって痛いこともありますが、床矯正ではそれもありません。
食事、歯みがき以外はできるだけ装着します。
家に帰ったらすぐに装着しましょう。
寝ている時間を含めて12~14時間以上の装着が綺麗な歯並びにするためには必要です。
床装置には、平行に広がるタイプと扇形に広がるタイプの2つがあります。
平行タイプは1日45度(半分)を1週間に2回巻きます。
ファン(扇形)タイプは1日30度(1/3)を1週間に3回巻きます。
歯みがきをする時に床装置も歯ブラシを使ってきれいにしましょう。
食器洗いの洗剤や専用のクリーナー(フレッシュクリーンズ)を使用してください。
ただし、装置に傷がつくので歯磨き粉は使用しないでください。
奥のワイヤー(クラスプ)に両手の指をかけて装置を外しましょう。
片手で外すとワイヤー(クラスプ)が折れてしまいます。
前歯のワイヤーに指をかけて外すと変形したり、壊れたりします。
はめた後は床の部分をしっかり指で押して、入っているか確かめましょう!
また、装置が外れやすくなったら調整しますので、必ず来院の予約をしましょう。
体調が悪くて、装着するのがつらい時は外しましょう。
1日つけていなければ90度を1回、2日なら90度を2回というように入れていなかった日数だけ、90度巻き戻してください。
それでも合わない場合は調整しますのでご来院ください。
装置を合わせたら、その後は元のペースで巻いていきましょう。
スポーツの形態にもよりますが、転倒したり、顔にボールが当たったりしますと、口の中にけがをすることがありますので、無理をしてつけなくてもかまいません。
また水泳などの時も外してください。
外したら必ずケースに入れられるように習慣つけましょう。
ケースには名前を書いておくと安心です。
また、ケースのないところでは装置をはずさないようにしましょう。
ティッシュなどに包んで置いておくと捨てられてしまう事がありますので絶対にやめましょう。