たいてい最初に歯並びの異常に気付くのはお母さんです。
虫歯は小さいうちに発見すれば、簡単に治せますし、治療も簡単で痛みもなくできます。
しかし、虫歯が大きくなって神経近くまで進んでしまうと、治療回数もかかり、子どもの負担も大きくなってしまいます。
実は歯並びも同じなのです。
歯並びの異常に気付き、早く治療を開始すれば意外と簡単に治せるのです。逆にそれを放置するとますます悪くなり、治すのに手間がかかるようになります。
お母さんが「おかしい?」と思ったときが治療開始のタイミングです。
実際、笹木歯科クリニックでは
柔らかいものばかりを食べていると、アゴが十分に発達せず、その結果、歯の大きさとのバランスが悪くなり、隙間が不足し歯並びが悪くなります。下の5つの中で思い当たることがあれば、それを改善することが治療の第一歩です。
以下のような悪習慣は歯並びや顔の成長に悪影響を与えます。しかし、指摘してもなかなか治らないものです。
強く言い過ぎるとかえってひどくなってしまうこともあります。
大切なのは自覚です。なぜその習慣が良くないのか、しっかり説明をして子供に自覚させることが大切です。
指しゃぶりのうちもっとも多いのが、親指をしゃぶる癖で、指しゃぶりの50%はこの形です。この癖は、前歯を咬み合わせることができない出っ歯になります。
しかし指しゃぶりによって生じたこれらの症状は、骨格(顎)に問題がなく歯の並びの変形が軽いお子さんの場合、4歳までに指しゃぶりをやめれば自然治癒すると言われています。これに対し、5歳までに指しゃぶりを中止できなかったお子さんの60%強で自然治癒が認められないことから、指しゃぶりは乳児期に中止するのが良いとされています。
強制的に指しゃぶりを止めさせるのはよくありません。自然に癖が出ないようにする方法がありますので、いくつかご紹介します。
ただ今まで1番効果があったのは、たくさん外で遊ばせて十分疲れさせてコテンと寝る…というパターンです。
(etc・・ 絆創膏・指に犬の絵を描く)
虫歯や他の原因によって、乳臼歯が早期に喪失すると、6歳臼歯が本来の位置より手前に生えてきてしまうため、隙間が不足し歯並びが悪くなることがあります。
歯の大きさや本数は遺伝によって決まっています。永久歯が足りない、あるいは多い人は、早めの対応が必要になる場合もあります。
歯並びが悪くなった原因を解決するために、自分のトレーニングで治す方法です。
食事の環境を改善し悪習慣を治すことで、生体バランスを整え正常な発育を促して、歯並びを整えていきます。
チューブ(パナリング) による咀嚼訓練 |
チューブを咬むことで刺激を与え、 |
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口呼吸を あいうべ体操で環境改善 |
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MFT (筋機能訓練) |
舌の力が弱く、噛む回数が少ないことで歯並びが悪くなったお子さんは
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ポカンX・タッチスティック・ オーラルガム |
簡単な器具を用いて、 |
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床矯正とは主に子供に使う矯正治療です。
顎が狭くて歯並びが悪かったり、出っ歯や咬み合わせが深い場合に、顎を広げたり顎の成長を促したりする治療法です。子供の時に床矯正をすることによって、ワイヤー矯正や永久歯を抜歯する矯正をしなくてもよい可能性が高まります。
床装置は食事の時に取り外すことができます。一般的な矯正装置は歯に接着剤で固定してあるため、矯正装置が付いている間は硬いものや粘着性なものは食べることはできません。矯正装置が取れてしまうと治療が進まなくなってしまいます。しかし、床装置は食事の時に取り外せるため装置が取れる心配がなく、なんでも美味しく食べることができます。
床装置は歯磨きの時に外すことができます。歯に固定されている矯正装置の周りには通常汚れが溜まりやすく虫歯のリスクが上がります。また、矯正装置が付いたまま歯を磨くのは時間がかかります。完全に磨くのには20分以上必要となります。生えたての永久歯は柔らかく虫歯になりやすいために、歯磨きの時に外すことができる床装置は虫歯のリスクを下げることができます。
歯を動かす時に軽い違和感や痛みを伴うことがあります。あまりに痛みが強い場合、床矯正では自分で取り外しが可能なため、緊急的に外すことが可能です。ただし、外している間は広げた顎が戻ってしまい、床装置が戻らなくなってしまうこともあります。そのため、自分で外せることはデメリットにもなります。
床矯正は使わなければ顎を広げることはできません。自分で取り外しができるため、長時間外してしまうと床装置が合わなくなってしまうこともあります。
自己管理がしっかりできないと歯並びを治すことができなくなります。
床矯正は食事の時に外すことができます。特に外食や給食の時に床矯正を外して、無くしてしまったり、落として壊してしまうことがあります。床装置を外している時には必ず専用ケースに入れておく必要があります。
床矯正で顎を広げる場合は、決まった日時にネジを回し顎を広げる必要があります。回し忘れてしまうと顎に力が加わらず、いつまで経っても顎が広がらず治りません。
床装置は主にプラスチックと金属のワイヤーでできています。強い力が加わり続けるとワイヤーが折れてしまうことがあります。また、床装置を舌で動かしてしまうと壊れてしまう原因になります。
床矯正ができるのは前歯が永久歯に生え変わったタイミングが効果的です。多くの場合、前歯が永久歯に変わった時に歯並びの異常に気付きます。前歯の2~4本が生え揃った時が最も効果的ですが、永久歯の生え変わりが進みすぎてしまうと床矯正ができなくなることもあります。
顎が狭かったり、出っ歯や噛み合わせが深くなる原因は舌や唇などの筋肉の使い方に原因があります。そのため床矯正で改善するだけでは外した後に戻ってしまうこともあります。床矯正を行いながら口の周りの筋肉の使い方をトレーニングする必要があります。筋機能療法(MFT)が必要になります。
透明マウスピース型の床矯正、インビザラインファーストを新導入。
画期的な矯正治療システムでお子様の健やかな歯並びを実現します
床装置の使用状況を確認して、床装置の調整をします。また食生活や悪習慣についての指導をしたり、虫歯のチェックやクリーニングをします。
インビザラインファーストの使用状況を確認します。また食生活や悪習慣についての指導をしたり、むし歯のチェックやクリーニングをします。
最終的な歯並びや咬み合わせをチェックします。
装置を卒業しても、12才臼歯が萌出完了するまでは虫歯のチェックをしながら生え変わりを管理します。歯並びに何か問題が起きれば早めに対処します。